2006年11月20日 - 巻頭言
EUのスケジュールから見るユーロ高
現在、対円・対ドルともにユーロ高で推移しています。ところが、EUのスケジュールを見ると、2007年1月1日にはEUの東方再拡大とスロヴェニアのユーロ導入という二大イヴェントが控えています。
EUの東方再拡大とは、ブルガリア・ルーマニアのEU加盟です。もともと両国は、他の中欧諸国とともにEUに加盟する予定だったのですが、あまりにも経済状況が悪かったために先延ばしにされていた国です。したがって、EUの経済安定にとって波乱要因となりえます。
また、スロヴェニアのユーロ導入は、2002年のユーロ現金導入以来はじめてのユーロ圏拡大である上、決済通貨(口座上の通貨)と支払手段(現金)の通貨を一遍に変えてしまうという今までになかった方式(ビッグバン方式)で行うため、やはり波乱要因となりえます。
この二つの大イヴェントを前にして、今後1か月余りの間にどのようにユーロが推移していくのか、たいへん注目されます。







