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2007年12月23日 - 巻頭言

天皇誕生日をお祝いして

天皇陛下は74歳のお誕生日を迎えられました。陛下のご長寿を心よりお祝い申し上げます。

わが国は、明治維新・王政復古により長かった徳川軍事独裁政権の歴史を終了し、大日本帝国憲法の制定により立憲君主国としての道を歩み始めました。その後のわが国の発展はめざましく、一度大きな敗戦があったものの、基本的には絶えざる右肩上がりの発展の歴史を歩み続けました。現在、日本国は、経済的にも文化的にも最も豊かな国の一つとして、世界中の尊敬と信頼を得ています。このことは、日本人としてたいへん誇りとしてよいことです。

わが国が欧米列強の脅威にさらされていた明治期に、大日本帝国憲法の起草者である伊藤博文公の慧眼は、欧米の文化の精神的機軸はキリスト教にあることを夙に見抜いていました。伊藤公はまた、わが国にはそれに匹敵する精神的機軸が存在しないことも見抜き、それに匹敵する精神的支柱として皇室を位置づけ、ややもすれば迷走し兼ねなかった日本国民を精神的にまとめ上げることに成功しました(詳細はこの社説を参照)。

その結果、日本国と日本人は、独自の精神的機軸を基盤として安定した社会を構築するとともに、自尊心と誇りを保ちつつ大きな経済的・文化的発展を成し遂げることができました。けだし、これこそが、日本国憲法1条が天皇陛下を「日本国及び日本国民統合の象徴」と位置づけていることの意味でしょう。このような意味で、わが国の立憲君主制が、国歌のいうように「千代に八千代に細石の巌となりて苔の生すまで」末永く続くことを願わずにはいられません。

陛下のますますのご健康とご長寿をお祈りいたします。

欧州経済新聞社

※クリスマス期間中、欧州は祝日となりますのでご注意ください。

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